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2010/10/09

Human Smoke 30

NYT 1941年10月26日
 ニューヨーク・タイムズの雑誌部門は、「狂信的、希望を失った日本人」という特集を組んだ。東京は、雁字搦めに統制されているようだ、と記事は綴った。ダンス・クラブは閉鎖された。スパイ、秘密警察、ドイツ人将校がいたるところにいる。電力節約のためエレベーターは動かず、街灯は消えた。タクシーは木炭で動いている。 
 記事といっしょに写真も載っていた。なかの一つに、メガフォンで指示をするリーダーのもと、女たちがバケツリレーをする訓練の風景があった。キャプションにいわく、「バケツ防空隊ー日本女性の戦闘訓練」。別の写真では男たちの一団がホースを操っていた。「防空訓練」とあった。1941年10月26日のことだった。

ユナイテッド・ステーツ・ニュース 1941年10月31日
 雑誌のユナイテッド・ステーツ・ニュースは、極東の地図を発刊した。長い赤く書かれた矢と、小さな赤い爆撃機群が地図のどまんなかの一点で交差していた。爆撃機は、グアム、シンガポール、ホンコン、フィリピンから飛んでいることを示していた。どまんなかの一点は東京だった。1941年10月31日のことだった。

ジョセフ・C・グルー「滞日十年」
 東京から大使のジョセフ・グルーが長い電報を国務省に送った。だれかによく内容を読んで貰いたかった。ワシントンのきびしい対日制裁が、日本の「ナショナル・ハラキリ」につながらないか、警告していたのである。「突然アメリカに対して危険で劇的な武力攻撃が始まる可能性がある」。それは1941年11月3日のことだった。
 翌日の日記にグルーは書いた:「もし戦争になるならば、歴史はあの電報をぜひ見逃さないで欲しい」。
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